2013年05月06日

コスタマジカ号避難訓練

コスタクルーズは2012年1月13日に世界中に報道されたコスタ・コンコルディアの座礁事故を起こし、2月27日にはコスタ・アレグラがインド洋のセーシェル沖で、機関室から出火して動力が停止し漂流するという事故を立て続けに起こしています。
事故を起こすと旅行者からのイメージが悪くなって、他のクルーズ会社に乗客が流れる恐れがありますが、クルーズ人気は継続していて、その心配は杞憂に終わっているようです。事故を起こした会社ほど、次また起こしたら終わりだ!という危機感があるので安心だ、という考え方もあります。
ただ保険料の値上がりという直接的な影響はあると思います。クルーズ会社は事故などに備えて保険に入っているはずであり、事故が増えれば引受保険料は高くなります。あまり事故が多いと保険の引き受け手がいなくなってしまいます。
そんなわけでコスタクルーズとしては2度と事故を起こせないような状況であり、避難訓練もその分念入りになります。

2009年にホーランドアメリカラインのウェステルダム号でアラスカクルーズに行った時は、避難訓練もイベントの一つのような盛り上がりでしたが、コスタマジカの避難訓練は長く厳しいものでした。
避難訓練
まずキャビンの中には、コスタカードとエマージェンシー・ドリル・カードが人数分置いてあります。
そしてクローゼットの上段に救命胴衣が入っています。
避難訓練の際には、救命胴衣を着て、エマージェンシー・ドリル・カードを持って、決められた集合場所に向かいます。このカードを回収することで人数確認をしているようです。厳密と言えば厳密ですが、正確性を高めるならコスタカードをスキャンする必要があると思います。ドリルカードだけでは2枚重ねて出しても分からないと思います。まあ厳密にやるとさらに時間がかかってしまうので、困りものですが^_^;

乗船説明会では、16時30分頃から避難訓練を行うので、放送が流れたら避難できるように準備しておいてください、と案内があったので、早めに部屋に戻り放送とサイレンを待ちました。
キャビンのドア内側には避難場所が書いてあるので、チェックします。
避難訓練
16時30分前から救命胴衣も着用して、今か今かと待ち構えましたが、避難訓練の放送が一向に流れません。16時40分を過ぎても案内が流れず、もしやここだけ放送が入らなかったのかな?と心配になり、廊下に出てみますが誰もいません。
も、もしやみんな避難したのでは!?と心配になり、5階のホールに降りてみると、みなジュースなどを飲みながらリラックスしていました。
避難訓練に神経質になっているのは日本人だけかも(笑)
一体いつになったら始まるんだ!という感じですが、部屋で待機するしかありません。

16時48分頃からやっと避難放送が始まりましたが、5ヵ国語くらいで案内するので放送が延々と続き、サイレンが鳴り出したのは16時57分でした。事前に、案内放送は長いのですぐに飛び出す必要はないですよ!サイレンが鳴ってから避難してください、と言われていたので良かったですが、本当に事故が起きた時に10分近くも放送していたら逃げ遅れそうです^_^;
サイレンが鳴り響き、部屋を出ると、クルーが避難経路へ案内してくれました。
避難訓練
普段はクルー以外進入禁止の階段を通り、4階のデッキに集合します。
手ブレした写真が避難の緊迫感をリアルに伝えていますね!(笑)
避難訓練
避難場所には続々と乗客が集まってきて、ここでコスタの係員にエマージェンシードリルカードを渡します。
その後奥に詰めるように言われて、奥から5人づつ整列していきます。男性は後ろ、女性は前です。
マスターステーションに着いたのは17時頃ですが、整列が終わったのが17時5分過ぎ、そこから人数のチェックなどをしています。狭い場所に密集した状態で立ち続けなので、息苦しくなり倒れそうです。じきに子供が泣きだし、もういい加減に終わりにしてよ〜という雰囲気になってきます。
そんな時に信じられない出来事が!
 あれ?船が動いたような???もしかして出港しちゃった???
避難訓練
窓から救命ボート越しに見える外の景色を眺めると、向かいに泊まっていたMSCクルーズの船が動いています。じゃなくて、コスタマジカが動いています!
MSCの乗客はこちらをパシャパシャと写真に撮っていて、「避難訓練中にヴェネチィアを出港しとるやんけ〜」と笑われているようです^_^; イタリア人なのになぜか関西弁(笑)
ベニスの出港シーンを楽しみにしていたのに、こんな息苦しい空間で出港を迎えるとは酷すぎます! だいたいこっちは16時30分から待機していたのに!と怒りが込み上げてきます。
結局解散になったのは17時23分でした。
放送が始まってから45分が経過しています。サイレンが鳴ってからでも26分も経っています。訓練でこんなに時間がかかって大丈夫なの?と心配になります。
急いで7階の部屋に戻り、救命胴衣を脱ぎ捨て、10階のデッキに駆け上がりました。
ヴェネツィア出港
まだサンマルコ広場を通過していなくてよかった!
避難訓練が終わるまでベニスを出港しないくらいの配慮が欲しかったですね

のちほど聞いた話では、全乗客の乗船が確認できないと避難訓練を始められないが、乗船確認に時間がかかり避難訓練開始が遅れたそうです。それなら出港も遅らせるべきですよね。
避難訓練中に出航してしまうコスタクルーズの対応には不満を感じました。

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posted by 財満 at 00:41| Comment(0) | TrackBack(0) | クルーズ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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